沖縄カヤック
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最近は晴れたと思ったら雨が降ってくるというような不安定な天候が続いています。
そんな中、晴れ間を狙ってとあることを行いました!
それが、タイトルのとおり、「マングローブの植樹」です♪
まずはじめに皆さんに見ていただきたいものがこちらです。
これは何か分かりますか?
実はこちらのインゲン豆のようなもの、マングローブの仲間、メヒルギの種なんです!
比謝川ではこのメヒルギがたくさん生えており、カヤックツアー参加者の皆さまにもメインで紹介している植物になります。
このメヒルギの種は去年の夏に咲いた花から、ひとつにつき1本生えてきます。
今年の3月頃にはたくさんの種が木になっている様子を見ることができましたが、その種も4月ごろには地面に落ち始めます。
落ちた種がどうなるのかといいますと、
マングローブの根元に広がっている泥地に突き刺さります。そしてそこからニョロニョロと芽がでてきて、長い年月をかけて大きな木に育っていくんです。
ただ!簡単に書きましたが、必ずしもこんなにうまく事が進むわけではありません。
実はこのマングローブの種、種自体がとても軽いので、なかなか地面にうまくは刺さりません。ほとんどが落ちたらそのまま川に流されてしまいます。
川に流された種は、流された先で地面に刺さることができれば生えてきますが、多くがそのまま流されて行ってしまい、生えてくることが出来ません。
マングローブはとても増えにくい植物なのです。
ただ、刺さることができずに流されて漂っているマングローブの種をマングローブカヤックツアーの間に、川の中で見つけることがあります。
私達は、種が落ち始める3月下旬~5月にかけて、そんな漂っている種を地道に拾い続けてきました。時にはカヤックツアーにご参加のお客様にも協力して頂きました✨
そのようにしてたくさん集まったマングローブの種を先日、比謝川の川の中に植えてきました!
それが冒頭にお伝えした、マングローブの植樹なのです🌳
こちらがその時の様子です!
まるで田植え…笑
1本ずつ丁寧に植えていきます👐
カヤックに乗って、対岸のマングローブ林の近くにも植えてきましたよ♪
この辺りは去年植えたマングローブも育っており、成長が特に期待できるポイントです!
この日は計50本近く、マングローブの種子を植えることができました。
ですが安心も束の間、これからの季節、このマングローブの種たちにとって脅威となるのは台風です☔⚡
これからは種の生命力を信じ、見守ることしかできませんが、強い風や激しい雨、川の流れに負けることなく、大きく育ってくれることを祈っています🌠
マングローブカヤックツアーに参加すると、間近で観察することができますので、ぜひ今回植えた種の様子を見に来て下さると嬉しいです!
それでは、次回のブログもお楽しみに!