比謝川の落とし物

最近は梅雨入りのため、比謝川には小雨がよく降っています。
そんな比謝川の周りには木の実のようなものが落ちています。
モモタマナ

これはモモタマナの実です。
モモタマナは太平洋諸島からインドにわたる熱帯を中心に分布している植物です。
日本では沖縄以南に分布しているため、本島では見れない植物です。
この実の中にはアーモンドのような形をした種があれます。
木の実は水に浮く事が出来るため、川などで流れながら広がっていきます。
なので、流れ着いた種が比謝川で多く見ることができます。
モモタマナ_比謝川の植物

結構落ちてます。

モモタマナの実はオオコウモリの大好物で、かじられた実もよく落ちています。
モモタマナがいっぱい落ちている辺りをよく観察すると、オオコウモリに出会えるかもしれません。上を見るとぶら下がっているかも。

モモタマナの実は川を流れ、海に流れ、海岸に流れ着いてから成長していきます。
成長すると、最大25m程の大きな木になり、5月から7月にかけて白くて小さな花を咲かせます。
木は昔、家具やカヌーの材料として使われていたりしました。
種は食べることができ、生で食べると味の薄いナッツのようですが、炒めて食べると落花生のような味がして美味しいです。
なので、トロピカルアーモンドとも呼ばれています。

比謝川に来たら是非モモタマナの種を探してみてください。
料理して食べてみてもいいかもしれませんよ。

それでは、次回のブログもお楽しみに!



ブルーフィールド

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