デイゴの花

はいたい!
どんよりとした天気が続いている比謝川周辺です。
そんな中でもカヤック・SUPツアーは絶賛開催中ですよ!
時間帯によっては、静かな比謝川を独り占めできるツアーになるかもしれません✨

本日はそんな比謝川で見られる、とある花についてのお話しです。

その花の名前は「デイゴ」!

デイゴ

大ヒットした、THE BOOMの「島唄」の歌詞にも出てくるので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ツアー中お客様にお話しをすると、決まって皆さん一斉に歌い始めます(笑)

・デイゴの花
デイゴはマメ科の落葉高木で、インドやマレー半島が原産で、インドから太平洋諸島の海岸近くに分布し、沖縄は北限地となっています。
初夏4月から5月にかけて真っ赤な花を咲かせ、比謝川でも少しですが見ることができます。幹はごつごつと太く、高さも10メートルを超え、枝を横に張るので木陰を作るため公園や街路樹によく栽培されています。幹材は柔らかく加工しやすいため、古来漆器の材料として使われてきました。

・沖縄の県花
そんなデイゴの花は、沖縄の県花に指定されています。
決め方はなんと県民投票だったそうで、1965年に新聞社等が呼びかけを行い、応募総数約7万5千通のうち、6万6千票以上がデイゴ!
圧倒的な人気でデイゴの花が沖縄の県花に決まったそうなんです。
それほど、県民の方に昔から愛されてきた花なんですね🥰

・嵐を呼ぶ花⁉
昔から沖縄県民に愛されてきたデイゴの花ですが、とある言い伝えがあります。
それは、「デイゴの花が咲けば咲くほど、台風がよく来る年になる」というもの。
デイゴの花の咲き具合によっては台風の当たり年かどうか占えてしまうという話もあるくらいなんです!
冒頭にご紹介した「島唄」の中でも「デイゴの花が咲き乱れ、風を呼び嵐が来た」という歌詞がありますね。
本当のところは定かではありませんが、昔から伝わっていることなので、無下にもできませんよね。
ちなみに今年は、沖縄県内各地でたくさん咲いているという情報も伝わっています。
人間にとってはあまり喜べないですが、自然界にとって台風は海の水をかき混ぜて水温を正常にしてくれる存在でもあります。今年の台風情報にも注目してみたいですね…!

台風を占うデイゴ

・比謝川のデイゴ
比謝川でも、カヤック・SUPツアー中にデイゴの花を見ることができます。
今年はちょうどゴールデンウィークに入ったころに咲き、もうそろそろ散り始めてしまっています。
マングローブの生えているポイントの近くに咲いているのが確認できたので、うまくいけばマングローブとデイゴを同時にカメラに収めることも出来るかもしれません!
ぜひ、来年以降チャレンジしてみてくださいね📷

それでは、次回のブログもお楽しみに!



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沖縄県中頭郡嘉手納町字水釜566-11

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